2019年5月24日、真庭市勝山に新たに森林組合の事務所が完成したとの事で見学会に参加してきました。
CLT工法の建物で、CLT使用量は277.70m3、延床面積は648.35㎡、構造計算ルートはルート1の建物です。
まずピロティホール!
かわいらしく丸く天井がくりぬかれ、気持ちの良い風と光を感じることができます。
そしてそのまま進むと・・・
木をふんだんに使用したエントランスと事務所が広がります。
ここで働かれているかたにお話を聞くと、以前の事務所は築50年以上が過ぎ、建築当時も古材を利用し建築されたこともあり、今回の新事務所は念願の夢がかなったと大変嬉しそうにお話されておりました。
できるだけCLTを現しで使いたいとのご希望があったようで、内装にはたくさんのCLTが現しで使用されており、木のぬくもりと香りが十二分に感じられる空間が広がっております。
またCLT現しにより、内装工事も省略でき、工期とコストの点では非常に有利に働いているとの事でした。
中にはたくさんの隠れCLTを発見しました♪
ベンチ
引き戸も・・・
ルームプレート
まだまだたくさん隠れているかもしれません♪
見学会にもたくさんの方が参加されておりCLTがいかに今注目されているか肌で感じることができました。
まだまだこれからの建材であるCLTですが、これからもっと多様性に富んだ利用方法や、面白い発見が詰まった建材であることは間違いありません。
もう少しCLT使用量を減らしたい、金物が見えないように現しを見せたい、もう少し簡単に構造計算をしたい、など、たくさんのお手伝いができることが「日本CLT技術研究所(NCL)」にはあります。
木で街並みを変える事を目標にこれからも精進してまいります。
素晴らしい建物を見学させて頂き、ありがとうございました。