先日、日本CLT技術研究所は銘建工業株式会社様のCLT工場を視察してきました。
敷地面積12,930m2で建物面積は製造棟6,012m2加工棟3,414m2でストックヤードは実に26,700m2という敷地面積を誇っている日本最大のCLT専用工場です。
年間生産量は、最大30,000m3が可能で、最大製品サイズは(厚)300×(幅)3,000×(長)12,000㎜を製造可能です。重さは、約4.5トンにもなります。
製造工程は、KDラミナ(乾燥材)を桟積・桟ばらし作業を行い、Gラミナ(生材)は一旦、桟積・桟ばらしをした後に乾燥(天然・機械)を経て含水率を15%以下にして更にもう一度、桟積・桟ばらし作業を行います。
その後は、粗取りでサイズの統一をしてグレーディング(仕分け作業)を経てフィンガージョイント・仕上切削(カンナ削り)工程を経てプレス(圧縮)工程の後、最後に加工して集荷します。夏場は約40分でプレス加工することができます。
また、CLTの端材や木くずは同じ敷地内のバイオマス発電で電気を供給しています。
現在、銘建工業CLT工場には、毎日のように企業や学校の生徒・学生たちが見学に訪れていて、CLTの注目度の高さが伺えます。
製造のピークは8月から10月とのこと。
CLT年間生産量30,000m3のこちらの工場が、毎日フル稼働するように日本CLT技術研究所としても案件発掘等、尽力していきたいと考えています。