地震の多い日本において、地震に強いと思われるCLT建築は、現状ではあまり多くなく、世界のCLTに比べて検証や実験などが、まだまだ少ない状況と言えます。
そこで日本CLT技術研究所では2017年より高耐力なオリジナル接合金物の開発と、その金物を使用した実大振動台実験をつくば防災科学技術研究所で行っており、接合金物とCLT材の性能を検証いたしました。
また、実験結果により、CLT構造材を無駄なく利用でき、使用量を減らせるオリジナル工法『LCーcore構法』の開発に成功しました。
日本CLT技術研究所では今後も工法の性能アップを目指し、金物の高耐力化、CLTパネルの規格化、無柱空間の拡大など、現在でも開発を進めています。
『オリジナルCLTコア構法』//実大振動台実験の様子
実大振動台実験試験体外観
実大振動台実験試験体平面図