オリジナル開発したLC-core 金物は一般流通金物に比べ性能値が約2倍。
壁倍率換算20倍相当の壁耐力を実現。
金物の開発は継続的に行われており、将来的には30~50倍相当を目指します。
オリジナル開発したLC-core構法構造計算システムを利用することで、LC-core構法に適した壁配置を簡易に判定。
耐震性能を維持したままCLTパネル使用量の削減が可能となります。
※日本CLT技術研究所調べ
LC-core構法は、高いポテンシャルを持つオリジナルCLTパネルと高耐力金物により高層建築で用いられる「コア構造」の考え方を木質構造で実現。
コア以外の空間に自由度が生まれると共に、床を大きく持ち出すなどのこれまでの木造建築では実現が難しかったデザインも可能にしました。
オリジナル開発したLC-core金物は一般的な本体露出のビス止め金物ではなく、CLTパネル内に収まる金物。
ドリフトピンで留め付けを行う金物のため施工時間も短い上に、CLT現し部分に使用した際にも仕上がりが美しく、CLTパネルのもつ木の美しさを損ないません。
LC-core 構法オリジナルCLTの厚さは木造軸組との関係性を重視し、120mm(5層5プライ)で基本設定。CLTのコア部分と補助材である軸組構造の取り合いがよく、スペーサーが不要になり無駄な工事が少なくなるだけでなく、CLTパネルの厚さも一般流通品よりも薄くなるため一棟あたりの木材使用立米が少なくなります。
一般的なCLT建築で、構造計算費用は、数百万円かかるという話も珍しくありません。
LC-core 構法は、日本で初めて設計ルート3まで対応した「CLTパネル工法」専用の構造設計システム【JOGA】を開発しました。
JOGAを採用することにより、スピーディーに構造判定を行い、かつ安価に構造計算書の提供が可能となります。
LC-core構法は工法評定(BCJ評定-LW0074-01)を取得。構造計算書の提出が一部省略になるだけでなく、確認申請提出時に評定書を添付することで一般のCLT建築に比べ審査期間が短くなり、着工へスムーズに移ることが可能となります。
LC-core構法専用のオリジナル接合金物は、一般的なCLT建築とは違い、その大半をCLTパネル生産時に取り付けを行うため、建築現場ではドリフトピン打込みによる組み立てに特化できます。
工場で金物を取り付けることで高い精度と品質が保たれ、現場での作業効率も上がり、工期の短縮や騒音の減少につながります。