都市部狭小地に対応できるCLT建築のプロトタイプモデルとして開発・建設した事例。
計画のポイントは①防火地域にも対応できる様2階建100㎡以下、②5m間口の敷地の有効利用
③間口短辺方向に耐力壁を設置しない、④都市部でありながら木造・木質感を出す、⑤短工期。
CLT工法では新しい短辺方向に薄肉ラーメン構造を採用し、また隣地境界一杯まで寄せて建築するために外装材の工場でのプレビルド方式を取り、45分準耐火構造の燃えしろ設計とすることで両側壁面のCLTの現しを実現した。
建て方は7日間を掛けたが、道路占有規制等諸条件を考慮すると4日間で外装含めて可能であった。
建築主のビンテージカーを格納して利用できるカフェという要望に応えることができた。